『オフサイドはなぜ反則か』、知ってた?常識にハテナを抱く

 

 

こんな人にオススメ

  • スポーツが好きな人
  • サッカーの歴史に興味がある人
  • 「教える」立場にある人

 

行きつけの個人書店があるんですが、そこの好きなところは本棚が楽しいところです。

その書店は機械的に本を並べるのではなく、テーマごとに店主の主観で様々なジャンルの本をまとめてるんですね。

なので、見慣れない本がたくさん目に入り、知的好奇心がゾクゾクと刺激されるんです。

おかげで衝動買いも多いのですが。

 

この本も、衝動買いした一冊です。

 

 

オフサイドはなぜ反則か?

確かに、知らないわ。

こりゃ買うしかないわ。

 

3ステップで即購入。タイトルの魔力。

だってこんなタイトル見せられて気にならない人なんているんですか?

 

フットボールの歴史を紐解きながらオフサイドの存在に迫る本書。それなりの量があるけど、すらすら読めました。

いやこれ、フットボールの歴史っていうのが読んでみると面白い!

僕は特にサッカー好きな訳では無いですが、「祭」としてのフットボールから現代のフットボールまでの変遷は、特別な知識なくても興味深かった。

オフサイドについても、その歴史を知るとなるほど!と思ったり。

この本はw杯の直前に読んだのですが、いざ試合を観てみると300年前のフットボールが浮かび上がるようでした。

 

と、いうわけでこの本、サッカーの歴史を楽しめるいい本なんですが、真の意義は別にあります。

 

『オフサイドはなぜ反則か』、このタイトルを目にするまで僕は「オフサイドはなぜ反則か」なんて、気にした事もありませんでした。

そういうもんだと思ってた。

 

思えばこういう例は他にもあります。

陸上競技のトラックはなぜ一周400mなのか?

バスケコートのラインはなんの意味があるのか?

などなど。

 

それぞれ意味や歴史があるはずなのに、知ろうとする以前に、それらに気づいてすらなかった

 

 僕は塾講師のバイトをしているのですが、生徒の質問に時々はっとすることがあります。

 

「なんで過去形には不規則動詞なんてあるの!?全部edに合わせればいいじゃん!統一した方が合理的じゃん!」

 

まあ英語の歴史があるのでそううまくいかない訳ですが、確かにその通りなんです。英語の過去形は非合理。

考えればこんなことは誰でも分かるのに、それを疑問に思う中学生は少ないんですね。みんな「過去形は不規則動詞があるものだ」と律儀に受け入れる。

なんでなんで、と疑問に思う、不満を口にする生徒に当たる度、この子は伸びるなと思います。たかがアルバイトが偉そうですけど。

 

そうすると教える側に必要なのは「なんでなんで

」を減らさないこと。こんなルールがありますよ、覚えましょう。じゃなくて、そもそもなんでこんなルールがあるのか、しっかり理解して、相手に伝えること。

「常識を疑う」ことを学ばせること。これが大事かなと思いました。

 

サッカーの本を読んで、教える側の姿勢を学ぶ。思わぬ出会い、読書の面白いとこです。