小さな男∧静かな声

「小説」が好きな人に、「小説以外」の本を薦めるブログ。趣味も入っています。

【エッセイ おすすめ】今まで読んだエッセイを特徴ごとにまとめてみた

 

 

エッセイは「筆者が日常から感じたことを綴る」というフォーマットが同じな以上、そのスタイルの違いが際立つのが面白いなーと思います。

 

なのでエッセイ本は色んな種類を読めば読むほど楽しい気がします。

 

僕の本棚に置かれたエッセイ本の特徴を、備忘録がてらつらつらしてみます。

 

 

 

①性悪エッセイ  『言葉尻とらえ隊』能町みね子

 

「元・現役東大生タレント」や「考えさせられる」など、ニュース・ネットでみた言葉の違和感を能町みね子が詰めるエッセイ。多分、能町さん以外がこのスタイルで書いたらサムくなるけど、このひとだから面白い。

「とっても大事なご報告!!!」という言葉を取り上げてるのだけど、この言葉だけみて「ん、なんのこと?」と思う人と「ああぁぁーーー……。」ってなる人がいますよね。

 

②ほんわかエッセイ  『いま、なんつった?』宮藤官九郎

 

タイトルどおり、テーマとしては①と同じ。ただ、クドカンのエッセイは「詰める」と言うよりはツッコム。「おいおーい!!」って感じ。

なので能町さんの方とは打って変わってホンワカした雰囲気で和みます。脚本の話や、娘さんの話が多く出てくるのもいいですね。

 

③大爆笑エッセイ  『時をかけるゆとり』朝井リョウ

 

やばいくらい笑える。声出して笑える。出先では絶対読めない本。

この本知らない人は「へー、そんなに笑えるんだ」と思ってくれたかもしれませんが、その想像の500倍笑えます。

 

④切実なエッセイ  『社会人大学人見知り学部卒業見込み』若林正恭

 

朝井リョウが敬愛しているオードリー若林のエッセイ。

エッセイ本って大体は日常を切り取った和やかなものになるんですが(タレントエッセイだと特に)、この本は実に切実。

若林さんが社会に揉まれているときの苦悩を生々しく書き連ねた本書に勇気づけられる人は多分多い。

 

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⑤三十路女のエッセイ  『きれいなシワの作り方』村田沙耶香

 

もう1つ切実系のエッセイ。

女の魅力が失われる30代、特有の悩みを「第二の思春期」と名付けた村田沙耶香はさすが。

男の人と女の人で読み方が変わるのかなー。

 

⑥のんきなエッセイ  『牛への道』宮沢章夫

 

上二つと違って、どこまでも呑気なのが宮沢章夫のエッセイ。

全編とおして悩んでる描写がひとつもない。ストレスを知らないんじゃないか?

「悪人でカーディガン着てる人いないんじゃないかな」とかをずっと考えている、中身空っぽエッセイ。

 

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 ⑦ジャズ感エッセイ『雨はコーラが飲めない』江國香織

 

タイトル激アツ。

江國さんの愛犬「雨」と一緒に好きな音楽を聴くエッセイ。

親友のようにふれあいながら分かり合えない部分をしっかり線引きする、江國さんと雨の関係性が印象的。

内容もあいまって、波風の感じないジャズのようなエッセイです。

 

とりあえずここまでにします。

随時更新していきます