音楽

ポルカドットスティングレイ『DENKOUSEKKA』訴えかけない歌詞の軽さが好き。

 

 

ポルカの新曲『DENKOUSEKKA』がいい感じでした。

 

電光石火!という思い切ったタイトル。

 

ポルカの楽曲はいろんな表情があり、

曲ごとに特徴が違いますが、

僕は今回のような中身空っぽの軽い感じは結構好きです。

 


ポルカドットスティングレイ「DENKOUSEKKA」MV

 

MVでも

「結成してから最も適当な歌詞」

とのセルフツッコミがありましたが、

 

まあ確かに適当に見えるなあと思いつつ、

実際は適当に書いたというよりも、

深く考えずに書いた、

というところかなと思っています。

 

推敲しすぎずに、浮かんだフレーズを詰め込んだような。

f:id:rapunte:20190207150504j:image

 

「さとり感」と「全能感」

 

僕がこの曲を一番気に入ったポイントは、

その歌詞の「軽さ」なんですよね。

 

おそらく現代の若者を歌ったものだと思いますが、

きらきらした青春を押し出すものでもなく、

かといって鬱屈した感情を吐き出すものでもないです。

 

それらをないまぜにして通過した後の

「まあこういうもんよ」と達観したような姿勢が

この歌詞から見て取れる。

 

いわゆる「さとり世代」ってやつですかね。

 

こうやってたいのか?大人に辟易

生意気言って土下座

 

みんな暇なら指を1本出せ

人を指さすな

 

来世も恋人でいたいな

流石に盛りすぎたわ

 

そしてそれを聴き手に押し付けないのが好き。

皮肉っぽくないというか、

 

「お前らってこういうもんだろ?さとり世代なんだろ?え?」

 

っていう態度がない。

 

こちら側にメッセージを伝えたいっていうような態度ではないような気がします。

自分が歌ってるから勝手に歌ってる。

 

 

だからこそ、達観したような姿勢の中にもやはり見られる

若者特有の全能感、世界を変えるエネルギーも、

わざとらしくない。リアルなんですね。

 

サンバを知らないなんて残念だ

お祈り申し上げる

 

箱入り娘の大脳を開いてみたら宇宙さ

 

地球って本当は楕円形らしいよ

急にどうしたの?

 

食らえや!散々な根性論

思い上がりも大事さ

 

やつをこらしめる

f:id:rapunte:20190207150412j:image

 

なんかこの「さとり感」と「全能感」のブレンド具合が絶妙で、

頭の中の創作ではなかなか生まれない歌詞だと思います。

 

これも「適当に」書いた結果の歌詞なのかなと。

 

(それか雫さんのことだから、

SNSでの実際の投稿を転用して歌詞作ったりやってそう。)

f:id:rapunte:20190207150348j:image

 

訴えかけない歌詞

 

個人的にはこんな感じの「訴えかけない」曲が好きです。

聴き手を前提にしてなくて、自分が歌いたいから歌うってやつ。

 

椎名林檎の『丸の内サディスティック』とか、

星野源の『桜の森』とか、

相対性理論の『LOVEずっきゅん』とか。

 

(このレパートリーで伝わるかな)

 

メッセージ性が強いと、

はいはい、もうわかったよ、

ってなっちゃうんですよね。

 

 関連↓

www.chi-shizu.net

 

 

ポルカも変幻自在の曲レパートリーが魅力とはいえ、

この系統の楽曲が多い気がします。

勢いも凄いですし、今から新曲が楽しみです。

 


有頂天(通常盤)