おすすめ本まとめ

【エッセイ おすすめ11冊】今まで読んだエッセイを特徴ごとにまとめてみた

 

 

 

エッセイは「筆者が日常から感じたことを綴る」というフォーマットが同じな以上、そのスタイルの違いが際立つのが面白いなーと思います。

 

なのでエッセイ本は色んな種類を読めば読むほど楽しい気がします。

 

僕の本棚に置かれたエッセイ本の特徴を、備忘録がてらつらつらしてみます。

 

 

 

①性悪エッセイ  『言葉尻とらえ隊』能町みね子

 

「元・現役東大生タレント」や「考えさせられる」など、ニュース・ネットでみた言葉の違和感を能町みね子が詰めるエッセイ。多分、能町さん以外がこのスタイルで書いたらサムくなるけど、このひとだから面白い。

「とっても大事なご報告!!!」という言葉を取り上げてるのだけど、この言葉だけみて「ん、なんのこと?」と思う人と「ああぁぁーーー……。」ってなる人がいますよね。

 

②ほんわかエッセイ  『いま、なんつった?』宮藤官九郎

 

タイトルどおり、テーマとしては①と同じ。ただ、クドカンのエッセイは「詰める」と言うよりはツッコム。「おいおーい!!」って感じ。

なので能町さんの方とは打って変わってホンワカした雰囲気で和みます。脚本の話や、娘さんの話が多く出てくるのもいいですね。

 

③大爆笑エッセイ  『時をかけるゆとり』朝井リョウ

 

やばいくらい笑える。声出して笑える。出先では絶対読めない本。

この本知らない人は「へー、そんなに笑えるんだ」と思ってくれたかもしれませんが、その想像の500倍笑えます。

 

④切実なエッセイ  『社会人大学人見知り学部卒業見込み』若林正恭

 

朝井リョウが敬愛しているオードリー若林のエッセイ。

エッセイ本って大体は日常を切り取った和やかなものになるんですが(タレントエッセイだと特に)、この本は実に切実。

若林さんが社会に揉まれているときの苦悩を生々しく書き連ねた本書に勇気づけられる人は多分多い。

 

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⑤三十路女のエッセイ  『きれいなシワの作り方』村田沙耶香

 

もう1つ切実系のエッセイ。

女の魅力が失われる30代、特有の悩みを「第二の思春期」と名付けた村田沙耶香はさすが。

男の人と女の人で読み方が変わるのかなー。

 

⑥のんきなエッセイ  『牛への道』宮沢章夫

 

上二つと違って、どこまでも呑気なのが宮沢章夫のエッセイ。

全編とおして悩んでる描写がひとつもない。ストレスを知らないんじゃないか?

「悪人でカーディガン着てる人いないんじゃないかな」とかをずっと考えている、中身空っぽエッセイ。

 

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 ⑦ジャズ感エッセイ『雨はコーラが飲めない』江國香織

 

タイトル激アツ。

江國さんの愛犬「雨」と一緒に好きな音楽を聴くエッセイ。

親友のようにふれあいながら分かり合えない部分をしっかり線引きする、江國さんと雨の関係性が印象的。

内容もあいまって、波風の感じないジャズのようなエッセイです。

 

⑧育児エッセイ『きみは赤ちゃん』川上未映子

 

芥川賞作家、川上未映子の出産・育児エッセイ。ライブ感あふれる文章で、これから出産を経験する女性も、それを支える男性も読むべき本です。

出産体験記や育児体験記はたくさんあると思いますが、「著・川上未映子」にこの本の価値があります。

赤ちゃんにまつわるドタバタ劇やお役立ち情報はもちろん豊富ですが、それ以上にこの作家ならではの「思考の深さ」で我が子の誕生を見つめる300ページ。さらに言うと、「『乳と卵』の作者が書いた出産エッセイ」というだけで他のそれとはとんでもない一線を画します。

 

 

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⑨小説的エッセイ『木挽町月光夜咄』吉田篤弘

 

これは小説なの?エッセイなの?と迷ってしまう一作。たぶん、エッセイです。

小説家である吉田篤弘が、曾祖父のルーツを辿っていく一連の文章はどこかロマンチックで、浮世離れした空間に誘われます。

 

 ⑩旅だちたくなるエッセイ『深夜特急』沢木耕太郎

 

仕事を投げ出し旅に出た沢木さんの、有名な紀行文。

読書という内向的な行為を通じて「こうしちゃおれん!」と外の世界へ体をムズムズさせてしまう彼の文章力はさすがです。

 

⑪本とともにあるエッセイ『第2図書係補佐』又吉直樹

 

大読書芸人・ピース又吉の読書エッセイ。刊行当初は話題になりました。

一節につき一冊の本を又吉さんが紹介する、という形式なんですが、書評ではなく、あくまでも自らの体験記が中心です。彼が読んだ本はただそばにあるだけ。

又吉さんにとって、読書はほんとうに切り離せないものなんだなあとつくづく感じます。

 

 

 

とりあえずここまでにします。

随時更新していきます