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読書スタイルの見直しに。「本を読まない本」のおすすめ3冊

本好きといっても好みは様々ですが、みんなが絶対好きなジャンルといえば「本についての本」。

「本ってこんなに素晴らしいんだぜ!」「みんなも本を読もう!」という本はたくさんあります。

しかし今回はその逆、「無理してたくさん本読まなくてもいいぜ!!」という本のご紹介。自らの読書姿勢の見直しにいかがでしょうか。

①『読んでいない本について堂々と語る方法』

いきなり、やましい心がピクリと反応するタイトルですね。

世界の名著だとか、一般教養だとか、「読んでないと恥ずかしい」と言われてしまう本はたくさんあるけど、ほんとに全部読まなきゃいけないものなの?「それちゃんと理解した?ほんとに読んでる?」と確認されなきゃいけないもの?

読む本を選ぶということは読まない本を選ぶということ。知らないことの話題はのらりくらりと躱す、「なあなあの社会」を推奨する本。割といいことを言っています。

「なんだよ、まじめな本っぽいな」と思ったあなた、ちゃんと「知らない本を堂々と語る方法」については笑っちゃうくらい具体的に伝授してくれるので安心してください。

②『読書について』

19世紀の哲学者・ショーペンハウアー先生による読書指南。

その骨子は、「一日中読書をしているやつは愚かだ」という読書家には何とも耳が痛い内容。

「なんてことを言うんだ!」と反発したくもなりますが、大先生の言葉はまあさすがに説得力があります。

曰く「読書とは他人にものを考えてもらうことである」。「書家のお手本を鉛筆でなぞるようなものである」。「他人の思想に圧迫されると自らの精神は弾力を失う」。

ただショーペンハウアーは「読書は悪だ」と言いたいわけではなく、①熟慮を重ねる②自発的行動に反映させる、ことによってのみ読書は効果を発揮する、というのが主張です。

勉強のために読書をしている人は、叩き直すつもりで挑戦するのもいいかもです。

「紙に書かれたことは歩行者が砂についた足跡に過ぎない。歩行者がその途上で何を見たかは自分の目で確かめるほかない」という一文は忘れられません。

③『「罪と罰」を読まない』

作家なのに『罪と罰』を読んだことのない4人が、聞きかじった情報から内容を勝手に推測して語り合う、「未読本の読書会」

4人の妄想トークはさすが作家!と思うほどに豊かでファンキーで、読んでいてめちゃくちゃ楽しい一冊です。『罪と罰』を読んでいない人でも(読んでいない人のほうが?)楽しめるのがうれしいところ。実は読んでいない人、たくさんいますよね。

『読んでいない本について堂々と~』と重なる部分もあり、「読んでいないとはどういうことか」という教養論についての示唆ははっとさせられます。

三浦しをんさんのはっちゃけ具合が最大の見どころです。

終わりに

本好きになると、人と比べて「人より本読まなきゃ・・・!」という強迫観念が生まれがちです。

しかし本を読むこと=偉いことではありません。

自分の「本を読む目的」を見失わないことが大切ですね。