お笑い芸人が書くエッセイ本をまとめました。
芸人さんのエッセイは日常の切り取り方にセンスがあり、笑える文章、考えさせられる文章が多いです。
僕が今まで読んだ芸人エッセイでおすすめの本をご紹介します。
Contents
①『僕の人生には事件が起きない』岩井勇気
おそらく今エッセイ本の中で一番面白い本。
タイトル通り、「人生の中で面白い事件なんてそうそう起きない」ことを認めているハライチの岩井が、何も起きていないない日常をその感性をフル活用して最大限楽しんでいるエッセイ本。
岩井の唯一無二・かつ親近感のあるセンスを存分に味わえる一冊。
立ち読みだけでも必読です。
②『社会人大学人見知り学部 卒業見込み』若林正恭
オードリー若林がブレイクし、人生が一変してからの苦悩と戸惑いを著したエッセイ。
若林の考えすぎな性格が如実に文章に表れていて、「この人生きにくそうだな。。。」と同情してしまう一冊。
しかし、この考えすぎて窮屈な人生に共感する人もおそらく多く、そんな人の心の支えにもなるエッセイです。
現在の楽しそうな若林を見るとなんだか感慨深くなります。
③『第二図書係補佐』又吉直樹
芥川賞芸人・ピース又吉が小説を書く前に出版したエッセイ本。
自分の思いでの本を語る書評エッセイで、本好きの人なら一編一編わくわくするような内容です。
又吉の書く文章なだけにお墨付きの表現力・視点があり、読み物としての質が高いのも特徴。
夜眠る前などにゆっくり読みたい本です。
④『天才はあきらめた』山里亮太
南海キャンディーズ・山里の芸人としての反省を綴った自伝的エッセイ。
この本を読めば山ちゃんのことがもっと嫌いになり、もっと好きになってしまう。そんな重量感がエグイ読み応え。
静ちゃんとの不仲エピソードにドン引きし、並外れた努力量に感服し、、、
笑いながらも自分の身を引き締められるエッセイです。
⑤『この素晴らしき世界』東野幸治
最近刊行されたばかり、東野幸治のエッセイ本。
芸能ゴシップに精通している?彼の武器を存分に発揮した、吉本芸人たちの生態をこれでもかといじり倒した東野さんにしか書けない内容です。
お笑い好きならまず楽しめる、そうでなくても楽しめる「人間観察本」。あまり話題になってない気もしますがかなりおすすめです。
おわりに
お笑い芸人の文章は、書く人間自体、鋭い感性を持っているのでなかなか侮れない部分があります。
気になったものがあればぜひ手に取ってみてください。