おすすめ本まとめ

「アイドル」を主題にした小説4選。アイドルの青春、苦悩、SFまで

アイドルが主人公の小説をご紹介します。

アイドル達の光と闇、アイドルとは、、、?と考えさせられる小説まで、バリエーション豊かな

作品が集まりました。

①『武道館』朝井リョウ

「【アイドル】という職業が背負う十字架を、一度すべて言葉にしようと思いました。
すると、不思議と、今の時代そのものを書き表すような作品になりました」(著者)

「アイドルって作るものでなく、楽しむものである方が良いに決まってる。なのに、著者はこうやってアイドルを生み出す側にチャレンジした。それも文学の世界で……。なんたる野望。なんたるマニアック。なんたる妄想力」(つんく♂/音楽家、エンターテインメントプロデューサー)

結成当時から、「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。独自のスタイルで行う握手会や、売上ランキングに入るための販売戦略、一曲につき二つのパターンがある振付など、さまざまな手段で人気と知名度をあげ、一歩ずつ目標に近づいていく。しかし、注目が集まるにしたがって、望まない種類の視線も彼女たちに向けられる。

「人って、人の幸せな姿を見たいのか、不幸を見たいのか、どっちなんだろう」「アイドルを応援してくれてる人って、多分、どっちもあるんだろうね」

恋愛禁止、スルースキル、炎上、特典商法、握手会、卒業……発生し、あっという間に市民権を得たアイドルを取り巻く言葉たち。それらを突き詰めるうちに見えてくるものとは――。

「現代のアイドル」を見つめつづけてきた著者が、満を持して放つ傑作長編!

-あらすじ

朝井リョウの代表作の一つ。

5人組アイドルグループがトップアイドルを目指して奮闘する物語、ですが、

あくまで「アイドルだって一人の人間」をテーマにしており、恋愛、暴食、仲間間の確執など、

神聖化されたアイドルの「欲」を描いた朝井リョウらしい作品。

読んでいて苦しい作品ですが、アイドル好きほど刺さる部分は多いはず。

②『推し、燃ゆ』宇佐美りん

「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」

朝日、読売、毎日、共同通信、週刊文春、ダ・ヴィンチ「プラチナ本」他、各紙誌激賞! !

三島由紀夫賞最年少受賞の21歳、第二作にして第164回芥川賞受賞作

逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈“することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し——。デビュー作『かか』は第56回文藝賞及び第33回三島賞を受賞(三島賞は史上最年少受賞)。21歳、圧巻の第二作。

-あらすじ

弱冠21歳にして芥川賞を受賞した、宇佐見りんの純文学小説。

「推し」の存在を生きがいにしている少女の生きづらさを描いた小説。

現代人のコミュニケーションにかかわる苦悩やストレス、倦怠感を鮮やかに暴いていて、これで21歳!?いや、さすがは21歳!?と混乱してしまいます。

純文学とは言いながら、小説になじみがない人でも身に詰まる内容で読み進まずにはいられないと思います。

③『トラペジウム』高山一実

高校1年生の東ゆうは「絶対にアイドルになる」ため、己に4箇条を課して高校生活を送るが――。

現役トップアイドルが、アイドルを目指すある女の子の10年間を描いた感動の青春小説!

著者が親友たちへの想いを綴った「あとがき」に加え、雑誌連載時のカラーイラスト全18点を特別収録。

-あらすじ

現役乃木坂46・高山一実著、一人の女の子がアイドルを目指す青春小説。

アイドルグループを作るために東西南北の美少女を集める、、といった漫画チックなストーリーで、

軽く楽しめる一方、さすが現役トップアイドルを感じさせる影の努力、緊張感、苦悩の描写は読みごたえがあります。

乃木坂ファンはもちろん楽しめると思いますが、そうでない方にとってもアイドルの裏側を知れる面白い一冊と思います。

④『最後にして最初のアイドル』草野原々

“バイバイ、地球―ここでアイドル活動できて楽しかったよ。”SFコンテスト史上初の特別賞&42年ぶりにデビュー作で星雲賞を受賞した実存主義的ワイドスクリーン百合バロックプロレタリアートアイドルハードSFの表題作をはじめ、ガチャが得意なフレンズたちが宇宙創世の真理へ驀進する「エヴォリューションがーるず」、書き下ろしの声優スペースオペラ「暗黒声優」の3篇を収録する、驚天動地の草野原々1st作品集! 

-あらすじ

最後にこれは、アイドル小説と呼んでもいいのか、、、悩んでしまう、異色の作品。

刊行当時、かなり話題になりました。

あらすじも何とも言い難いのですが、極限SF理系オタクが終始ハイテンションで書いたブットビ小説といった印象で、読了後は「すごいものを読んでしまった、、、」と疲れ果ててしまうような一冊。

“これは一人の少女が最高のアイドルになるまでを描いた小説である。”

この予備知識だけで読んでみてほしいです。

おわりに

「アイドル小説」という切り口だけでも、バラエティ豊かな作品が集まりました。

ぜひお気に入りの小説を見つけてみてください。