読書関連

「次に読む本」に出あう、「ブックレコメンド」の使い方。

素敵な本に出合った時、「こんなテイストの本をもっと読みたいな」「この分野をもっと深堀したいな」と思うこと、よくあります。

しかし、そんな「次の本」って、どう探せばいいかよくわからないですよね。

「(書名) 似た本」なんて検索してもたいして引っかからないですし。。。

そんな悩みを解決してくれる、素敵なサービスを見つけました。

ブックレコメンド』。

読書家たちが書評を投稿しあって、「この本を読んだら次はこれを読んだらいい!」を教えてくれるサービスです。

このサービスでは、

  • 好みに合った「次に読む本」を発見できる
  • 「この本が好きならこれもおすすめ!」を発信できる
  • 書評を書くことで報酬がもらえる

を実現できます。

ブックレコメンドの使い方

ブックレコメンドは、主に

  • 次に読む本を探す
  • 「この本が好きならこれもおすすめ!」を紹介する

の二通りの使い道があります。

読む本を探したいとき

ブックレコメンドでは、「○○(書籍名)の次に読む本」のフォーマットで書評記事が一覧掲載されています。

「○○って本、すごく面白かったからこんな感じの本をまた読みたいなあ」と思ったら、

検索窓に『○○(書名、もしくは著者名)』を入力、検索すれば一覧で読者が選ぶ「次に読む本」を探すことができます。

記事のフォーマットは、簡潔に統一されています。

  • 本Aのあらすじ
  • 本Aの感想
  • 本Aの次に読む本、本Bのあらすじ
  • 本Bの感想

例えばこんな感じ。

投稿者にも依りますが、たいていだらだら書かず要点のみをまとめてくれるので、

さらっと読むことができます。

次に読む本をおすすめしたいとき

ブックレコメンドのもう一つの使い方は、書評の投稿

こないだ読んだこの本、あの本に雰囲気似ていてすごく良かったからみんなにも紹介したい!

と思ったらブックレコメンドで書評記事を書くことができます。

→書評作成ページへ

書き方は、先に書いた通りサービス内で統一されているので、初めて書評を書く方でも安心。

  • 本Aのあらすじ
  • 本Aの感想
  • 本Aの次に読む本、本Bのあらすじ
  • 本Bの感想

この作家、あの有名作家が好きな人には絶対ハマるから知ってほしい!

この小説とあの小説、同じテーマを扱いながら違う切り口で描いている!

とかをみんなで共有できたら楽しいですね。

課題本について

初めて書評を書く際には、一つ注意点があります。

それは、「課題本の書評投稿」

初めての方は、まずブックレコメンド側で指定された課題本で書評を書いてくださいね、ということです。

少々面倒な条件には見えますが、ブックレコメンドは見たところまだまだ発展途上のサービスで、

今後訪れるいろんな趣味嗜好の読書家さんの要望を叶えるために、記事のバリエーションを増やしたいのだと思います。

課題本も新刊が中心で、堅苦しいものばかりではなく、人気作家の小説もリストにあるので、これも新しい出会いと思い読んでみるのもいいと思います。

2回目以降は制限ありません!

課題本 おすすめ書籍

個人的にもブックレコメンドのサービスが充実すればいいと思っているので、

書評作成のハードルがなくなるように、初めての書評作成に向けたおすすめ課題本を紹介します。

①生を祝う 李琴峰

「あなたは、この世界に生まれてきたいですか」

子どもを産むためには、その子からの同意が必要となる世界を舞台にした衝撃作。

『彼岸花の咲く島』で芥川賞を受賞した著者による、芥川賞受賞第一作。

ーあらすじ

芥川賞を受賞した李琴峰の、受賞後第一作。

「生まれるか、生まれないか」を自分で決定することができる世界の話。

村田紗耶香にも通じる、常識の根底を問われる設定で、大味な作品となっています。

芥川賞受賞作の『彼岸花の咲く島』を読んだ方、また興味のある方にはお勧めです!

②アウレリャーノがやってくる 高橋 文樹

岩手出身の天地遍人(アマチアマネヒト)はうっとりするほどの美少年。彼は高校卒業と同時に姉を頼って上京し、路上で詩を書く代理詩人を始める。その活動の中でやがて破滅派という文芸同人誌団体と出会い、そこに加入する。リーダー紙上大兄皇子ほか風変わりな同人たちにあてられ、文芸活動に没頭する遍人。やがて、遍人は皇子の恋人である深川潮に惹かれるようになるが、同時に破滅派の経営は逼迫し、破滅のときが近づいていた……。

実在するオンライン文芸誌「破滅派」を題材にした、エキセントリック・ビルドゥングス・ロマン。新潮新人賞を受賞しながら長らく単行本になっていなかった作品がついに発刊!

ーあらすじ

実在する文芸誌をテーマにした、文芸小説。

著名な作家ではないですが、浅田彰、小川洋子、佐々木敦などそうそうたる面子が絶賛しており、

掘り出し物感がある一冊です。

タイトル、書影のスマートさも相まって、なかなか中身が気になる本ですね。

③月4万円とボーナスではじめる 新しいFIRE入門 不動産投資による堅実なSide FIRE戦略 岩脇 勇人

◆普通のサラリーマンでも、他人資本で経済的自立を実現!

お伝えしたいのは、たった一度きりの人生を自分の思い通りに歩むための選択肢を持ちながら、時間と仕事に縛られず、人生をより豊かに過ごすための術です。本書の特徴の1つが、他人のチカラを活用したFIRE戦略を分かりやすく解説している点です。FIREは、なにもあなたの力だけで追い求めなくてもよいのです。他人資本の力を利用した資産形成法を知ることは、FIREを志すあなたのお役に立てると確信しております。

——「はじめに」より

最後は金融系の書籍。

最近人生設計の変化として耳にするようになったFIRE。この本では、不動産投資を手段としてFIREを目指すノウハウを解説しています。

みんながみんな興味のある分野ではありませんが、この機会に勉強としてFIREの世界をのぞいてみるのもいいかもしれません。

「次に紹介する本」は、FIREをより詳細/平易に解説した本でもよし、金融業界を舞台にしたような小説でもよし、FIREとは真逆のお金に囚われないライフスタイルを提案するもよしです!

おわりに

本と本をつなげるサービス、「ブックレコメンド」の紹介でした。

発展途上ではありますが、次に読む本を見つけられる、紹介できる本当に素敵なサービスだと思います。

利用に登録等は不要なので、ぜひのぞいてみてください。