ブックカバー

裏地にこだわるブックカバー。

使わない人には気づかれにくいブックカバーの魅力に、『裏地のデザイン』があります。

f:id:rapunte:20190602230735j:image

多くのブックカバーは裏地がないか、無地の布を使って裏地を作ってます。

しかしたまに、表地に合わせたデザインの裏地になっているカバーもあるんですね。

ブックカバーの裏地なんて、所有者以外だれにも見られません(洋服の袖みたいに捲ることも無いし)。

それでも裏地をこだわる、これは作り手にブックカバーへの愛情がなければ生まれない発想です。

つまり、裏地を凝ったカバーは、

「『表紙を隠すツール』に折角だからデザイン性を持たせた」のではなく、

「ブックカバーをそれ自体『作品』としてデザインした」のだと思います。

(もちろん、裏地がなきゃいいカバーとは言えない!という訳ではないです)

例えばこのブックカバー。

f:id:rapunte:20190602225455j:image

コウモリの影に傘が混じってる、「コウモリ+傘」の遊び心溢れたブックカバー。

裏地がこんな感じです。

f:id:rapunte:20190602225506j:image

子供らしい世界観が広がってるんですね。

この裏地は自分にしか分からない訳ですが、これが裏に隠されていると思うと、表地の遊び心も一層かわいく感じませんか?

f:id:rapunte:20190602224939j:image

他にも、食パンのブックカバーの裏には、バター色のチェック記事。ベルトは焦げ茶。

f:id:rapunte:20190602225115j:image

ブタ柄ブックカバーの裏はドット柄。

よく見ると豚っパナが。。

f:id:rapunte:20190602225211j:image

シックな帆布ブックカバーの裏には大人の遊び心。

f:id:rapunte:20190602225254j:image

旅立つハリネズミのお供に、ダンゴムシ。

工夫された裏地を発見すると、「表地に合う生地を長い時間考えたんだろうなあ」と、作り手の愛情が垣間見えます。

それともうひとつ、「自分しか知らない一面」があるカバーは、使い手にとっても一層愛着が湧きますよね。

作り手にも愛され、使い手にも愛され、裏地が凝ってるカバーは幸せものだなあ。

www.chi-shizu.net

www.chi-shizu.net