小さな男∧静かな声

「小説」が好きな人に、「小説以外」の本を薦めるブログ。趣味も入っています。

小説初心者が初めて読むべき、一気読み必至のおすすめ小説 

 

 

 

先日、友人からこんな相談を受けました。

「ノンフィクションは読めるけど、小説は途中で飽きちゃうんだよね。なんか面白い小説ない?」

最初聞いた時は、「え、逆じゃね?小説の方が取っつきやすくない?」と思いました。

でも考えてみたらそうかもしれませんね。ノンフィクションは著者の人生に興味をもって読み進められますが、小説は展開に変化がないと飽きてしまい、読み進めるのは大変かもしれません。

 

では飽きない小説とは?

それは、一気読みできる小説です!具体的には、

  • ミステリー小説
  • エンタメ性の高い小説
  • 恋愛小説など、共感できる小説

このようなジャンルの本は、飽きる暇なく、最後まで一気に読むことができます。

 

この記事では、年間100冊の本を読む筆者が「必ず読破する」という目標に向けた、一気読み必至のオススメ小説をご紹介します!初めての読書にもぜひ!

 

 

ミステリーの金字塔!

『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティー ハヤカワ文庫

 

 

あらすじ

 その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が……そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく! 強烈なサスペンスに彩られた最高傑作!(「あらすじ」より)

読書に縁がない人でもタイトルなら聞いたことのあるだろう、言わずと知れた名著。

作者は「名探偵ポアロ」シリーズで有名な、ミステリー小説の創始者、レジェンド作家です。

 

この本の魅力は、古典ミステリならではの超王道設定!無人島の屋敷に集められた10人の男女。一晩に一人、童謡のストーリー通りに何者かに殺される。外部からの助けは来ない……。

この設定はクローズドサークルと呼ばれ、この作品以降、数多のミステリー作品に踏襲されました。しかし、クローズドサークル作品のなかでは『そして誰もいなくなった』が最古にして最高だと断言できます!

 

ハラハラする展開に徹夜読み間違いなし!

あ、古典だからといって難しい文章ではありませんよ!

 

映画のような満足感!

『陽気なギャングが地球を回す』伊坂幸太郎 祥伝社文庫

 

あらすじ

嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった……はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ! 奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス!(「あらすじ」より)

 

作者の伊坂幸太郎は、『ゴールデンスランバー』や『グラスホッパー』で有名なエンタメ作家です。伊坂さんの小説はどれもオススメできるのですが、あえて小説初心者に一冊勧めるとしたら、この本を選びます。

 

銀行強盗が主人公のこの小説、要はダークヒーローものです。強盗団は4人、人間ウソ発見器の成瀬、演説上手の響野、スリの達人・久遠、正確な体内時計を持つ雪子。このキャラクターたちの掛け合いには思わずクスリとしてしまいます。

そして何より最大の魅力は、そのエンターテイメント性。息もつかせぬ展開に、予想もできない結末、あっと驚く伏線回収まで、「楽しい」がこれでもかと詰まった最強のエンタメ小説な

んです!!

 

本は読まないけど映画は好き、って人は絶対ハマること間違いなしです!!これは絶対!!!

 

お気に入りの作家を探そう。至極のアンソロジー

『Story Seller』新潮文庫

 

あらすじ

これぞ「物語」のドリームチーム。日本のエンターテインメント界を代表する7人が、読み切り小説で競演!短編並の長さで読み応えは長編並、という作品がズラリと並びました。まさに永久保存版アンソロジー。どこから読んでも、極上の読書体験が待つことをお約束します。(「あらすじ」より)

 

小説に馴染みのない方には、アンソロジー(複数の作家の短編を寄せ集めた本)もお勧めできます。

理由としては、

  • 短編集なので、気軽に読める。
  • 様々な個性の作家の作品を読めるので、自分に合う作品を見つけやすい。

といったところです。

 

いろんなアンソロジーがありますが、『Story Seller』シリーズは前述の伊坂さんをはじめ、有川浩、米澤穂信、近藤史恵など、作家陣の顔ぶれが豪華で、どれも取っつきやすいので、読書初心者にはふさわしいです!

 

青春のすべてが詰まった恋愛小説

『黄色い目の魚』佐藤多佳子 新潮文庫

 

あらすじ

海辺の高校で、同級生として二人は出会う。周囲と溶け合わずイラストレーターの叔父だけに心を許している村田みのり。絵を描くのが好きな木島悟は、美術の授業でデッサンして以来、気がつくとみのりの表情を追っている。友情でもなく恋愛でもない、名づけようのない強く真直ぐな想いが、二人の間に生まれて――。16歳というもどかしく切ない季節を、波音が浚ってゆく。(「あらすじ」より)

 

恋愛小説に興味のある方にはおすすめ。国語の教科書に名前が載るほどの作品です。

 

佐藤さんの小説は、主人公の一人称による軽い語り文が特徴的です。中高生のリアルな独白を再現されていて、読みやすいだけでなく、自然と主人公に共感できるのが魅力なんです!

 

ストーリーは王道の青春恋愛小説。こんな青春を送りたかった!!と身もだえしながら、ニンマリしながら、悟とみのりの二人を応援したくなります。

 

この小説を読まずして高校を卒業してしまうのは、嘘ですよ!!

 

 

爆笑不可避のエッセイ集!

『時をかけるゆとり』朝井リョウ 集英社文庫

 

あらすじ

就職活動生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となった著者。初のエッセイ集では天与の観察眼を縦横無尽に駆使し、上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴る。「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとおかしみが炸裂する23編。(「あらすじ」より)

 

『時をかける少女』、ではありません笑(『少女』の方の小説も充分推せるのですが)。

「小説を紹介します!」といっておいてエッセイを勧めるのはズルいんですが笑、理由があるんです。

 

というのは、この本を読んだら、必ず絶対100%朝井リョウの小説を読みたくなる!からです。あとこの本は絶対挫折しません。面白いから。

『桐島、部活やめるってよ』『何者』を書いた、ゆとり世代代表の小説家、朝井リョウ。彼が自身の学生時代を綴ったエッセイ集です。

 

  • 学園祭の出し物としてダイエット企画の映像を流そうとしたが撮影期間が2日しかなく、結果女子大生の食事シーンをただ垂れ流した
  • 麻布十番の「おマック」で黒タイツおじさんと対決する

など、謎エピソードを謎語彙力で書き連ねた本書は、残念ながら外では読めません!笑っちゃうから!

 

この本を読み終えた頃には朝井リョウに興味津々、彼の小説を求めていることでしょう!(ちなみに小説だと『武道館』『何者』がオススメです)

 

 

 

いかがでしたでしょうか??

小説に苦手意識を持っている、活字になれていない人でも絶対に楽しめる本を選んでみました!

この世に眠る数多の本、読まずに死ぬのはもったいない!